<ケアマネジャーの選び方>
突然はじまる介護に備えてシリーズ
介護が始まると多くの手続きがあります。
その中の一つに、ケアマネージャー(通称ケアマネ)を選びお願いしなければいけません。
しかし、このケアマネ選びに失敗すると今後の介護に大きな影響を与えます。
今回は、ケアマネの選び方をご紹介します
ケアマネの選び方
ケアマネの選び方
包括支援サービスか役所に行き、ケアマネのリストをもらいそこから選びます。
しかし、知識が無ければ自宅の近くの居宅介護支援事業所(ケアプランセンター)をなんとなく選び、そこの所属するケアマネが担当になるという流れが一般的に多いと思います。
または、大きな病院に併設されている事業所や全国展開している大手企業の事業所などを選ぶでしょう。
これは、知識がなく不安な事と共に、時間もないしとりあえず決めておこうと考えるからだと思います。
しかし、ケアマネの質は同一ではありません。
性格や知識量、発想力、提案力すべてがバラバラです。
ある人は利用者目線で行い、ある人は事業所目線でサービスを組むなんてざらにあります。
気の合う人もいれば生理的に無理っていう人もいるでしょう。
なので、ケアマネに求めるべき条件を書いておきます
ケアマネージャーを選ぶ際の3つの条件
1、『フットワークが軽い』
人は歳を取るほど早く変化していきます。
体調であったり、精神的であったりとすごいスピードで動きます
その中で、フットワークが重く、なかなか動いてくれない人に当たると現在必要なサービスを利用することが出来ず、しんどい思いしなければいけません
逆に、フットワークが軽ければすぐに行動しより良い介護サービスを受ける事が出来るという事ですので
『フットワークが軽い人』=『仕事が出来る人』を選びましょう
目の疲労感気になったら始め時。アイアイベリープレミアム
2、『サービスを利用する本人や家族と相性がいい事』
人間関係が根幹にあります
利用者とケアマネとの相性が悪ければ、話し合いをしている時やプランを変更する時に本音で会話をすることが出来ません。
ケアマネが聞こうとしても利用者が嘘を言うったり、無視をしたりとなると話し合いも何もありません。
こうなると、ケアプランを立てることが出来なくなりますし、作っても望んだサービス内容ではなくなります。
ケアマネも人です。
仕事とはいえ、感情もあります。
それに現在のケアマネの多くは企業に勤めたことがなく、主婦が子育てが一段落したからやることないしお金が欲しいからやりましょと始めた方が多いと思います。
企業による研修もほぼないので、頭でっかちな知識しかない人がケアマネをしています。
また、長年介護をしていることによるプライドもあります。
だから、利用者とケアマネの相性が大事になります
さらに、家族とケアマネとの相性も大事になってきます。
利用者とケアマネとの相性が悪くなく話を進めていけ、ケアプランも素案が作れたとします。
ケアプランの素案を了承してもらうには家族の確認が必要です。
ここで、家族との相性が悪ければ素案は却下されたり無理難題を言われるかもしれますんそうなると関係性は破綻します。
誰にとってより良い選択をしなければいけないかという考えが抜け落ちてしまうのです
それなら、まだ相性のいい人を選びましょう
<*相性がぴったりという人はいないのである程度の妥協が必要です>
【ラデュレ】パリのエスプリをルームウェアに
3、『その地域にある介護サービス、介護施設などの情報をたくさん持っている』
ケアマネの仕事は、ケアプランを作り、提案、実行させることが仕事です。
そのためには多くの情報を持っていなければ行けません。
しかし、情報を取りにいかないケアマネがよくいます。
このケアマネに当たると同じところの同じサービスし提案しません。
情報がないため提案できないのです。
ケアマネは情報量が命です
情報のないケアマネはケアマネではありません。
この3つを念頭にケアマネージャーを選んでください。
介護の本には『ケアマネに不満があったら変更してしまえばいい』という趣旨のことがよく書かれています。
もちろん、上記の3条件に全く当てはまらない人を選んでしまったらすぐに変更すべきですが、変更にも時間がと労力が必要です
なので、初めに選ぶときは慎重に行ってください
また、長年お願いしていたケアマネを変更しなければいけないこともあります。
利用者の様態にケアマネがついていけなくなっていたり、より良いケアマネが見つかった際に変更すると思いますが、長い付き合いのケアマネには情が湧いていると思います。しかし、より良いサービスを受けるためには決断をしなければいけません。
その際は、しっかりと謝罪とお礼の両方をしてあげてください。
このように、ケアマネ選びがすごく大事だという事がわかってもらえたと思います。
ケアマネ選びに成功すると、介護の流れが良い様になります。
いいケアマネに出会い、いい介護施設を紹介してもらい、利用者にあったサービスを提案してもらい、いい福祉用具業者を紹介してもらえるでしょう。
いいケアマネを選ぶことが出来ると自然とこの流れが生まれます。
だから、ケアマネ選びに妥協をしてはいけません
見つけるまで大変かもしれませんがここで妥協してしまうと、いい介護サービスを受けることが出来なくなりますのでかんばりましょう。
介護がうまく回れば、家族個人の時間が増えます。家族個人に余裕があれば介護利用者は安心します。安心すれば心穏やかに生活を送れます。