前回のあらすじ
親など介護の必要な方が自宅でいかにして長く過ごすことが出来るかを、考えお伝えする第一弾『身体機能低下を防ぎ長く状態を維持する』をお送りしました。

今回は、第二弾として『介護保険など介護制度をしっかり使うこと』について伝えたいと思います。

『介護保険など介護制度をしっかり使うこと』
介護をしていく中で介護制度を使わずに過ごすことは、今の日本では不可能に近いです。もちろん金銭的余裕のある方は大丈夫だと思いますが、この不景気のなか厳しい状況にある方が多いと思います。
また、介護保険料として国に徴収されているので、介護保険を使うのは権利だからしっかり使うべきです。
では、介護保険を簡単に説明すると、市町村に申請し介護認定された方が利用できる制度のことです。
介護度によって受けれるサービスや支給額が変わり、これからも色々変更されていくので後日、詳しく説明したいと思います。
自宅で介護サービスを受けることで、長く自宅で過ごすことが出来るコツです
介護サービスにも色々あり、訪問介護や訪問入浴介助など自宅へ来てもらいサービスを受けるものや、デイサービスやデイケア、ショートステイなど自宅ではなく外出してサービスを受けるものもある。また、住環境の整備や福祉用具のレンタルサービスなど多岐にわたる。一つずつ簡単に解説していきたいと思います。(詳しくは、後日説明していきます)

訪問介護(ホームヘルパー)を利用する
ホームヘルパーが来訪し、訪問介護計画書に従い介護サービスを行う
介護サービスのは、二種類あり『生活援助』『身体介助』があります。
『生活支援』は掃除や洗濯、食事の準備、買い物同行・代行などの生活にをおいて足が不住であったり、脳梗塞などで片麻痺であったりと助けが必要な方に対して、生活していただくためのサービスの事を指します。
『身体介助』は服薬介助や入浴介助、排せつ介助、食事介助、シーツ交換に外出・通院の付き添いなど身体的不自由のある方に対して行うサービスの事を指します。
*通院等乗降介助も含まれます。

訪問入浴介護サービスを利用する
お風呂が無いもしくは入ることが出来ない状態の方に対して、浴槽を持ち込み入浴介助を行うサービスを受けることで清潔保持を行う。
高齢者の方が困るのが、入浴などができずに不潔状態になることで。
不潔状態が続くと臭いなどで周囲へ迷惑をかけてしまったり、病気になったりと色々な事に影響を及びます。
身体の清潔をすることも長く自宅で過ごすためには必要なことです。
臭いがきついと家族でも不快感を感じ近寄らなくなりますので注意してください。

訪問リハビリテーションを利用する
自宅で長い間過ごすためには、身体機低下を防ぐことが大前提になりますので、身体機能の維持それも、筋肉の維持が大切になります。そこで活躍するのが機能訓練指導員が来訪し機能訓練(リハビリなど)を行ってくれる訪問リハビリテーションサービスを利用することです。普段外出が少ない方でも機能訓練を受けることで機能維持をすることで自宅で長く過ごすことが出来ますので、受けることが出来る方は受けることをお勧めします。訪問リハビリテーションでなく、町の接骨院などに通うのもいいと思います。機能低下を防げ外出する理由にもなります。また、お友達や顔見知りが出来るかもしれませんよ。

通所介護(デイ)サービスを利用する
週に数回デイケアに出かけることで、自宅に閉じこもる事も減り精神的孤立になる事なくなります。また、デイサービスへ行くことで色々な人とお話をしたり入浴したり、また、季節催し物に参加知りたりと平凡な日常にちょっとしたアクセントをつける事で刺激を与えることが出来、元気に楽しく過ごすことが出来ます。
また、週に何度かプロの介護士さんに見てもらうことで身体の状態を確認してもらうことが出来る。さらに、自宅を留守にすることで介護者の精神的負担を一時的にも軽減させることが出来ます。
*デイへ通うている中で、人間関係で問題が発生することがあります。そこで我慢せずに違うデイケアを利用に変えてもいいので楽しく過ごせる場所を見つけてください。
ケアマネさんの顔や気遣いをする必要はありません。親などの人生を第一に考えてあげてください。

短期入所サービス(ショートステイ)を利用する。
短い期間、介護施設に入所し過ごすサービスです。
介助者が病気やケガなどの不測の事態が生じたときに一人で自宅で過ごすことが出来ない方。
普段自宅で過ごしていくで介助者のストレスや不安が日に日に募っていきます。その結果、介護うつや虐待などにつながったりする可能性が高くなり、ストレスや不安を一時的に解消するために離れることが大事になります。
家族関係の悪化は自宅で過ごすことが出来ない要因の一つになるので解消できるならしておくべきです。
そのためにショートステイを利用することで解消することが出来ます。
数日でも離れることが出来ると心の整理や精神的落ち着きを取り戻すことが出来ます。
*入所期間が長くなると色々な問題が生じることがあるので気を付けなければいけません

福祉用具レンタル・住宅改修などを行い住環境を整備することでより長く自宅で過ごすことが出来ます。
住宅改修にも介護保険も利用できるので一度ご確認ください。

地域によっては色々な福祉サービスがあるので、地域包括支援センターなどに問い合わせてみてください。

以上が『介護保険など介護制度をしっかり使うこと』で長く自宅で過ごすことが出来ますので、しらべてみてね。

次回、『介助者の状態を確認負担を軽減させる』と『在宅から施設へ移ることを考えだすタイミング』について書いていきますのでよろしくお願いします。












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投稿者: yassan

初めまして介護福祉士やっさんのブログ物語を運営させてもらっている やっさんこと『安方 良太』(やすかた りょうた)です。 大阪生まれ大阪育ちのしゃべるのが苦手な人間です。(大阪ではきつい) 現在33歳(2019年)で独身です。 介護職として8年目、介護福祉士として5年目になります。

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