ただいま
お帰り
やっさん、介護職のこと続き教えて
いいよ
でも、その前に手を洗っておいで
わかった。
やっさん、洗ってきたよ
OK
じゃあ、続きを話そうか
さっきは『職業』、『業種』、『職種』について話したね
これは、現在の社会で生きていくために必要な基本的な知識になるんだ
次に話すのは、この基本を踏まえたうえで、より詳しく説明すると思ってね
まず、介護は『職業』としては、多くの人が行っていると思っていいよ。
さっき話したように『職業』とは自分が生きているうえで日常的に主に生活を成り立たせていることを示しているので、介護を生業にしていない人でも当てはまってしまうんだ。
この部分のがあるから介護は誰でもできると勘違いした考え方が生まれるんだよ。
そうなんだ、確かにテレビとかでは、家庭で介護をしましょう
誰でもできるので、少しほかの人に力を借りれば大丈夫ですよ。
みたいな情報の流し方をしてるね
そうなんだ、確かに軽度で家族みんなに余裕があるならできるけど、
今の日本にそんな家庭がいくつあるのか疑問だよね。
まぁ、この話は次の機会にして続きを話そうか
次に『業種』なんだけど介護や保育などは特殊で、人の成長を促し、見守りながら色々行う仕事やその方の最後を迎えるために生活を補助したり、いい思い出を作ってもらったりと色々する仕事だから『○○業』です、って一つに絞れないんだ
今回は介護に事だから、介護だけにフォーカスすると『福祉業』と『サービス業』のハイブリットだと思うんだ。
ここでよく批判されがちなんだけと、人の命を預かっている仕事なのに『サービス業』ではないという人が居てるだけど、介護はれっきとした『サービス業』なんだ
『 サービス業は、個人や企業が求めるサービスを提供することで対価を得て、利益を上げる仕事』を指すから介護も高齢者や障害者の方の生活していくために必要なことて提供し対価を得ている
だから、『サービス業』なんだよ。
介護サービスってみんな言うっているのにサービス業じゃないっていうんだ。おかしいでしょ。
なぜ、『サービス業』なのにサービス業と言わず福祉・介護業界ってサービス業界から切り離されているかって言うと、やっぱり人の命を預かる仕事って言ううのも大きいだけども、それよりも性善説を盾に「福祉の精神でやってるんでしょ」と人の優しい部分につけこんだ悪い男と大人たちの考えだったり、昔から続く古い考え方がもとになっていて「おじいちゃん、おばあちゃんの相手してるだけでしょ」とか「生活を助けてるだけでお金もらうなんて」みたいなことからサービス業って認めてもらえずにいるんだ。
最近は少しずつだけど変わってきてるけどもまだまだこの考え方は残っているんだ。
これは、歳が上であればあるほど残っているんだ。
だから、色々な事件や問題が発生するんだよ
世代間ん考え方が大きく違いすぎるからね。
色々話が混ざってしまったね
じゃあ、最後に『職種』を説明するね。前回説明したように職種は具体的携わる業務内容を示すことだから介護はそのまま『介護職』となるんだ。これは、介護に特化したプロフェッショナルっていう意味にもなるんだ。
介護は人の命を預かる仕事だから、色々なことを専門的に知っておくことが大事なんだ。
例えば、体の自由が利きにくい人に対して、知識がなく対応すると骨折や大きなけがをさせてしまうかもしれないから体の動き方を勉強する必要があるし、看護師が常に近くにいてるわけではないから医学的知識も必要になってくるんだ。もちろん医療行為と言われることはできないけど知っていると知らないではその時の瞬時の判断に大きな影響を及ぼすんだよ。それによってその人が亡くなるかもしれないと思うと怖いよね。
だから、色々な事を知る必要があるんだ。
『人を守るためそして自分を守るためにもね』
ごめんに、最後怖い感じになってしまって。
でも、介護って楽しい仕事だよ。
人とのつながりが薄くなったこの時代に常につながり考えることってすごく素敵なことだと思うしね。
さぁ、今日のお話しはここまでにしよう
そろそろ帰る準備をしないと姉さんに怒られるからね
うん、わかった。
色々、教えてくれてありがとう
また、お話し聞かせてね
いいよ
また、お話ししようね。