介護度・お金で介護施設を選び方

前回では、介護施設の基本的な違いと介護度について話してきました。
今回は、その介護度によって介護施設を選び方を話していきます。

介護施設に入るときは介護給付金と年金、ご家族の経済状況で考えることが必要です。
介護破産など家族が不幸にならないためにもお金のことをしっかりと考えなければいけません。
介護は身寄りのない方以外は必ず、家族に多かれ少なかれ負担が行きますので覚悟が必要
です。
その負担を減らすためにも必ず介護認定を受け給付金をもらってください。
介護認定を受けることで「介護度が設定され支給金額上限が決まります」
この支給金額をベースに介護施設を決めていくことが基本になります。
では、介護度によって支給金額上限はどうなのかなのですが、

 区分   支給限度基準額   自己負担額
非該当        0円     全額
要支援1   50030円   5003円
要支援2  104730円  10473円
要介護1  166920円  16692円
要介護2  196160円  19616円
要介護3  269310円  26931円
要介護4  308060円  30806円
要介護5  360650円  36065円

という感じで決められています
基本的にはこの金額の中から家賃や生活費などを賄えれるところもしくは、家族が加算できる範囲の施設を選びます。

介護施設の平均的な施設費用です(家賃、光熱費、食費、介護サービス費など)施設名           費用
特別養護老人ホーム      約5~15万円
介護老人保健施設       約6~16万円
介護療養型医療施設      約7~17万円
グループホーム        約12~18万円
介護付き有料老人ホーム    約20~30万円
有料老人ホーム        約15~30万円
介護付きケアハウス      約8~18万円
ケアハウス          約7~18万円
シルバーハウジング      約1~13万円
軽費老人ホームA型       約6~14万円
軽費老人ホームB型       約0,5~4,5万円
サービス付き高齢者向け住宅  約9~16万円
*費用は地域や施設、住宅によって異なります
*色が  の住まいは介護サービスがついていません。
サービスを受ける際は別途自己負担がプラスされます(介護給付金から使用可)
費用額は「高齢者住宅財団 高齢者の住まい」による
施設の形態や運営会社によって金額が変わっってくるのは当然ですので、しっかりと資料や直接施設を見学してください。
家族が多いのであれば家族全体でしっかりと話し合う必要があります。
長い期間色々な負担がかかってきます、そのため家族間での揉め事が増えてくると思います。
揉め事が増え、家族間で険悪なムードになるとお金の事や介護負担配分などで問題が出てきます。
協力し合えば解決できるのに、険悪なため相談できずに解決できずに介護が出来ない状態なんてケースよく見られます。
ので、しっかりと話し合い、介護方針を大枠でも決めておいてください。
介護給付額と年金、家族の経済状況、将来の経済状況などをしっかり考えて相談してください。
よくわからない、難しいと思うなら一度市役所や区役所、地域包括センターなどに相談に行けば教えてくれますし、相談にも乗ってくれますので一度行ってみるのもいいと思います。
が、一人の人に相談しそれを鵜呑みにせずご家族ご自身で相談の回答を考慮して考えてください。
「相談した相手が間違って話している可能性もあるので決して鵜呑み看してはいけません」
これから長い期間お世話になるもしかしたら終の棲家になるかまもしれませんので慎重に考えてください。

まとめとして、介護度で介護施設を選ぶためには、給付額をしっかり把握しご自身と家族の経済状況を考え選んでください。
介護破産にならないためご家族が不幸にならないために慎重にしっかりと考えてください。

次回は、介護度やお金とは違う視点での介護施設選びについて話していきます
『意外とこっちの方が重要です』
よろしくお願いします。




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投稿者: yassan

初めまして介護福祉士やっさんのブログ物語を運営させてもらっている やっさんこと『安方 良太』(やすかた りょうた)です。 大阪生まれ大阪育ちのしゃべるのが苦手な人間です。(大阪ではきつい) 現在33歳(2019年)で独身です。 介護職として8年目、介護福祉士として5年目になります。

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