有料老人ホームの選び方②

前回は、有料老人ホームの種類と特徴をお話してきました。
今回は、どうすれば自分もしくは介護者にあった施設を選びことができるかついて話していきます。

結論から言うと、完璧に条件が一致する施設はないと言うことです。

こう言うと、じゃあ見る必要がないと思われるでしょうが、少し待ってください

どうして完璧に条件が一致する施設がないか説明します。
それを読んでも納得できなければ閉じてください。
損はさせませんので

なぜ、完全に条件が一致する施設がないか

介護施設は多くの入居者との共同生活だからです
介護施設にはいろいろな方がいます
介護度や出身、過去の職歴など多種多様な過去を持った方がいます。
一人ひとりに完璧にあった条件を提示することは不可能です。
どうしても、納得行かない事が出てきます。
例えば、好きの時間にご飯を食べれないや好きにな時間にお風呂に入れない、自由に外出ができないなど自由度が減ります。
また、集団での生活ですので人間関係も合う合わないは絶対に出てきます。年を取れば取るほど顕著にでます。
施設の場所や周りの環境、支払金額など妥協しなければいけに事が出てきます。

なので、完璧に条件が一致する事はないです。

どうすれば条件に一番近い施設を選ぶことができるかですが、それば事前にどれだけ情報を集め、比較し検討するかにかかってきます。


情報収取の流れ

ホーム選びの流れ

基礎知識を身につける ・有料老人ホームの種類やそれぞれの特徴
・ホームで暮らすこのとのメリットとデメリット
・ホームで受けられる介護サービス
・介護保険や年金についての基礎知識

入居者と家族の状況を確認する
<入居者について>
・ホームへの入居を希望しているか
・介護は必要か?必要な場合、要介護度や必要な介護サービスはなにか?
・認知症の症状は見られるか
・入居時や入居後に必要な費用として、どの程度の支払いが可能か

<家族について>
・入居前の準備や入居後に、どのようなサポートができるか
・金銭面での援助は可能か

情報収集
・インターネットや雑誌、パンフレットなどで情報を集める
・候補に上がったホームには資料請求をする
・入居者本人と家族の希望する条件を話し合い、譲れないことと妥協できることを整理しておく

情報を比較検討する
・サービス内容や費用、環境や設備などをチェックし、条件に合うところを複数選ぶ ・見学に行った際、質問したいことを整理しておく

見学
・ホームに足を運び、環境や雰囲気などの確認する
・疑問点などは、担当者に直接質問する

体験入居
・入居希望のホームが決まったら、最低一週間程度は体験入居をする

契約
・契約前に、本人の意志を再確認する
・契約内容に関する疑問点を残さない

まずは、有料老人ホームの特徴や利用者の状況を確認してください
に載っているので参考にしてください。
特徴や状況などが出来、整理出来れば情報を収集を開始してください。




情報収集の流れいろいろな情報を見比べる
・都道府県が公表している情報
<介護サービス情報h公表システムなど>
・紹介サイト、雑誌や広告の情報
・有料老人ホーム紹介センターの情報など違う視点からの情報を探す
・友人・知人の情報やアドバイス
・ケアマネジャーからの情報
・インターネットの口コミサイト希望条件の見直しや変更
集めた情報をもとに、希望条件を再検討。
設備やサービス内容と費用のバランスなども考慮して、優先順位を付け直す

情報の整理
・条件に合いそうなホームをいくつかに絞り込むこの段階では、候補は多めに残しておく
資料請求
・電話やインターネットで申し込む
・重要事項説明者も同封してもらうとなお良い
各ホームの資料を比較検討する

現代では情報を集めるのは容易ですが、容易な分大量に情報が集まってしまいます。
そのため、混乱や迷いが生じます。
ここで大事なのは、しっかりと希望条件に優先順位を付けることです。
そうしないと条件がぶれてしまい、いらない情報ばかり集めてしまうかもしれませんので、事前に話し合い優先順位を決めてください。
また、優先順位は変わること認識していてください。
調べれば調べるほど、色々なことを知ることが出来ますので、ご自身で考えていたことはたいして必要ないということになる可能性があるので、臨機応変に変えてください。
そしてより良い施設を見つけてください。
インターネットだけの情報に頼ってはいけません。
インターネットの情報だけでは偏った情報しか入ってきませんので、口コミや見学などをして生の情報もしっかりと収集してください。
また、情報収集し気になる施設があるとパンフレットを請求すると思いますが、その際に重要事項説明書もお願いしてください。
ここで、重要事項説明書の同封を断る施設はどんなに条件が良くても辞めておいた方がいいです。
重要事項説明書とは、そのホームの説明書です。
必ず作らなければいけないものですし、一回作ってしまえば大きなが変更ない限り変わることない物です
説明書を同封しないということは、作らなければいけないものを作っていないズボラをする施設かもしれません。
または、同封することで字施設に不利益を得る可能性があると考えているかもしれません。
非常に危険です
なので、資料請求する際は必ず重要事項説明書の同封をお願いしてください。
そこで第一段階のふるいをかけることが出来ますので。
資料請求とともに重要事項説明書が届いたらここをチェックしてください。
1、入居一時金の有無
2、月額費用の内訳
3、施設・設備の状況
4、施設で働くスタッフに関する情報
5、サービス内容
などを確認してください。
重要事項説明書を読んでわからないところは、施設見学に行った時に質問しましょう
文字が小さく書いている所に重要なことが書かれていることが多いので拡大コピーなどしてしっかりと読みましょう。
契約後にトラブルが発生した際に重要事項説明書に書かれていいると反論が出来なくなりますのでしっかりと見学前、最悪契約前までにしっかりと読んでおいてください。
無用なトラブルを避けるためです
資料請求をしたならここを注目して下さい
写真:もっとも見栄えがいいものを掲載していますので、実物とのギャップが生まれます
あいまいな表現:「介護スタッフが充実している」「おいしい食事を提供」などのどのようにでも解釈できる表現している
小さく書かれていること:施設側が強調したくない事が書かれていることが多いです。『別途料金が発生します』など入所者側が不利益になる事など
パンフレットはあくまで広告ですので、施設側が有利になる情報を前面に出していますので、そのまま鵜呑みにしないでください。
まとめ
施設を選びには、基本情報をしっかりと学び、多くの情報を収集を行い比較することで選定することが出来ます。
条件に合った施設を見つけるためには必要なことなのでしっかり行いましょう。
情報収集を終え、候補の施設を選ぶことが出来れば、次は施設見学に行きます。
次回は、施設見学で見ておきたいこと、質問することについて話していきます。



投稿者: yassan

初めまして介護福祉士やっさんのブログ物語を運営させてもらっている やっさんこと『安方 良太』(やすかた りょうた)です。 大阪生まれ大阪育ちのしゃべるのが苦手な人間です。(大阪ではきつい) 現在33歳(2019年)で独身です。 介護職として8年目、介護福祉士として5年目になります。

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